オーナー松村の趣味部屋です。
私の趣味部屋へようこそ。このページは私の車に対する愛を全面的に公開するページとなっています。
超スローなペースでしか更新しないと思いますが、たまに覗いてみてくださいませ~
サニトラ パワーステアリング化記録
入手したときからこのクルマには一目みてわかる改造はしたくないと思い、あえてノーマルの雰囲気のままデイリーユースに差し支えないよう…をモットーにしています
ノーマルですがヒビの入ってるかなり年数経ったタイヤも、新品に替えばハンドルも軽くなるんでしょうが雰囲気が損なわれるので替えず(バーストしたら替えるつもり)
なんで仕事の合間に自分のスキルアップも兼ねてtryしてみました
※(操舵装置の改造はひとつ間違えば大事故になりかねないのでマネするなら自己責任でやって下さい。僕は一切責任持ちません)
まずはこちら
何の変哲もないオリジナリティ溢れる室内は逆に珍しいかもなノーマルステアリング仕様。しかしノーマルに見せかけて実は幾つかヒミツな装備が随所に施してあります。
タイヤもノーマルサイズだしそんなに重くなさそうですがステアリングの外径が大きいくせに細い為力が入らないんです。すえ切りだとわりとしんどい…
でももう少ししたらそんな重ステともオサラバ(・∀・)ノ”
下からの図
ギヤボックスまでは取り外すので、ばらす前に各部の画像を資料として残しておきます。
例えば今回の作業が一昔前だったら、メモに書き残すか、「写ルンです」で写真とって現像…が常套手段でしたが、今はデジカメでバシャバシャ撮っておいてPCへ…
世の中便利になったと思いきや、よくやるミスがホントに知りたい箇所の写真を撮っていな
いコト(/ε\)
今回の主要部品である電動パワステはスズキの軽自動車用を近所の解体屋から調達。それも行った時にちょうどバラしてる真っ最中だったのをそれでいいからとテキト~なチョイスでGET!
高年式のはCPUも一体で非常にコンパクトにできているので省スペースで好都合です。
ちなみに補足として、汎用の電動パワステキットは海外でちゃんと製品として売られています。ただし価格は10万くらいするし結局は要加工なんでそんなのわざわざ買いませんよね。
かたや解体屋パワステキットは1000円…
まったく日本は純正流用カスタムパーツの宝庫やな(笑)
それでは早速作業開始
まずはシャフトASSYを車体から外し、バラして各部採寸。そしてアウターチューブを端材でこしらえた治具に固定します。こうしておけば途中でカットしても長さや位置関係がわからなくなることはないんです。
要はユニットが入る分シャフトとチューブをカットして、そこに割り込ませればいいわけです。
理屈では…(/ε\)
ホントは間にもっと作業してんですけど前述の通り案の定画像撮り忘れたんで少し早送り…
まずは寸法した通りの長さにシャフトをカットし、パワステ側のスプラインが切ってあるシャフト側とを連結させるためにカラーをつくって圧入+溶接で双方をドッキングします
そしてモーターからギヤボックス側のシャフト
こっちの方はカラーは使わず元々のクルマに使われてたシャフトのスプライン部を残してカットし、圧入する部分を旋盤で引く。
そして同じく旋盤で中空加工したステアリングシャフトに圧入+溶接 さらにこちら側のシャフトは倍力されたモーターのトルクがモロに掛かるので、用心の為横からシャフトごと穴を貫通させてノックピンを打ち込み、溶接で埋めて補強しときます。
上のシャフトが入るアウターチューブ
シャフトを支えるベアリングが必要なので規格モンのベアリングを探してみましたが、アウター、インナーそれぞれの径に合うサイズが見つかりませんでした。
なので旋盤を引いてジュラコンでブッシュを製作し圧入。そこまで高負荷掛かるわけじゃないしこれで問題無いと思います。
後で分解できるようにするならハンドルロック機構は取り外す必要があります。(できなくは無いがちょっとメンドーかも) 理由はモーターよりステアリングホイール側のシャフト用ブッシュを取り付けるときに邪魔になるから…
じょじょに完成が見えてきたところでブラケットを製作します
といっても全然大したものではなく、右側の軽自動車に使われてたのと、左のサニトラのポストを5mm厚の鉄板でつないだだけ。
更にいえば軽自動車の方は4点留めなのに対してサニトラは2点留め…
モーターのトルク反動があるので万全を期すなら4点留めにするべきなのは至極当然でありますが今回はパス。
ハンドルが取れて痛い思いを起こしたらやり直すことにします~( ;´Д`)
後はギヤボックスを組み立てて各部品を接続し、全体の長さを元の長さと同じになるようスプライン部で微調整して一応メカ部分は完成です。
のちにトラぶったときに困らぬよう整備性も考えてつくったこだわりの一品
(のつもり)
後は配線に問題なけば正常に作動してくれるハズですが…
んで配線ですが実ははっきしいって楽勝なんです
○ 12V
○ IGN
○ IGP
○ SPD
○ GND
たったこんだけつなげばいいのです
12V線は元々30Aのヒューズを使っていました。ということはかなりの大電流が流れるということなのでちゃんとリレーをかませて繋ぎます。IGPはコイルから、SPDは汎用のパルス発生器を用いて結線してやればもう完成したも同然
フレームは全身全ての部品を元に戻したら正常に動作するかをチェックします。エンジンをかけてハンドルをまわしてみると…
「か、軽い~!!」
思わず笑っちゃう軽さ!片手で回せます=´∀`)人(´∀`=)
ただし思ってた程軽くはなかったですね~、まっ考えられる理由として… ①ステアリング機構がギヤボックスタイプ(元々はラックタイプ)
②IGPが4気筒(元々は3気筒) 以上2点の違いからかなと推測してます(ほぼ①の影響だと思う) 一見ユニットがかなりせり出してる様に見えますが、足が干渉するようなことも無く運転に支障が出ることもありません。しばらく乗り回してみましたが特に問題なさそうなので移植作業は大成功ということでこれにて終了でございます~