AutoShopマツムラ 代表ブログ
2018. 8 31 H130セドリック
20数年来のツレの車
自分の時間の取れる時に来てはコツコツ治してます
お互い若い頃はエネルギーもあって無茶な事もへっちゃらでやれましたけど、やがて家庭ができて自由な時間やお金も次第に減り、年齢とともに体力や気力も落ちてきて、趣味との向き合い方も変わりました。
自分の周りでも同年代以上の人の中には、趣味や夢をあきらめたり、手間や時間の掛からない趣味にシフトしたり、無趣味になったりとつまらないオヤジになってる(なりつつある)人がチラホラ…
そんな中でも、セドリック治してるツレとはクルマ談義で盛り上がれる希少な存在。
今、死語になりつつある「情熱」をもって好きなことに取り組める、かっこいいオヤジでありたいね。
2018. 8 24 べスパ修理
僕は2輪は基本的にやりません、やっても原付まで。基本的に興味がないのです。
ですが、まれに「それでもいいからやってくれ」と仰る方がおられるので、そういう場合のみ引き受けさせいていただいております。
今回もそんな感じ
イタリアのべスパですが、100ccのモデルで数年間放置してあったため、エンジンが掛からないとのことで入庫しました
エンジンが掛からない原因は簡単にわかり、ポイントの調整だけで済みました。
ついでにさらっとキャブの調整をしてからちょっと乗ってみようかと思い、クラッチレバーを握ってギヤを1速に入れると…エンスト
なんど試してもまるでダメ、止まってしまいます。
結局このままではどうにもならないので、追加作業としてクラッチをばらすことになりました。
長年放置されてた個体ということからクラッチディスクの張り付きを想像していましたが、まさにその通りでした。ディスク3枚とセンタープレート2枚がびっちり張り付いていたせいでクラッチが切れなかったわけです(画像は引き離した後のクラッチ構成部品)
ディスクなどは痛みがなければ再使用しても良かったのですが、磨耗もそれなりに見受けられたし、オーナーさんに確認したら「変えてください」とのことでしたので、セットで交換することにしたのですが、部品を取ってびっくり。ディスクの材質はまさかのコルクでした~
クラッチASSYを組み付け、作業に付随する箇所のガスケットやオイルシール類も同時交換。
もともとは漏れたオイルやホコリなどでギトギトに汚れていたケースやブレーキ周りも綺麗に洗浄し、クリーンな状態にしてからもとに戻していきます。
オーナーさんが、「べスパのリヤブレーキは死ぬほど効かない」って言ってましたが、なんとなくその理由もわかるような気がします。
シューの作用点とライニングの端面の位置関係が悪い。
今回は手をつけませんでしたが、次回機会があれば対策してみたいと思います
そして、クラッチも無事に断続できるようになり、すべての作業を終えたら確認後納車
べスパを触るのは初めてでしたがなんとか無事に完成させることができました
オーナーさんありがとうございました。